年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少しホルモンバランスが崩れてしまい、様々な不調が発生します。

【精神的な症状】　

頭痛・眩暈・不眠・不安感・怒りっぽくなる、抑うつ気分、涙もろくなる、意欲低下

【運動器官の症状】　

腰痛・肩こり・関節痛・筋肉痛・背中の痛み・痺れ・手のこわばり

【血管系の症状】　

ほてり/のぼせ（ホットフラッシュ）・動悸・発汗・むくみ・冷え

【消化器系の症状】

吐き気・便秘・下痢・胃もたれ・胸やけ・食欲不振

【泌尿器/生殖器系の症状】

月経異常・尿失禁・頻尿・残尿感・性交渉痛

卵巣からエストロゲンとプロゲステロンが分泌されます。エストロゲンの働きで子宮内膜が厚くなり受精卵の着床の準備をします。子宮内膜が厚くなると下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)という性腺刺激ホルモンが放出されます。排卵直前にはLHが上昇し排卵が起こります。排卵後の卵胞は黄体となりプロゲステロンが分泌され、受精卵の着床のための環境を作ります。着床しなかった場合は黄体が萎縮し子宮内膜は剥がれ落ちます。これが月経の仕組みです。

【エストロゲンの作用】

• 子宮内膜を厚くして妊娠に備える
• 女性らしい丸みのある身体
• コラーゲンを産生し張りのある肌
• 抗酸化作用がある

【プロゲステロンの作用】

• 子宮内膜を柔らかく維持し妊娠に備える
• 水分や栄養を蓄え妊娠が成立したら妊娠を維持
• 体温を上げる
• 食欲を増やす

自律神経は交感神経と副交感神経２つあります。緊張や怒りの感情は交感神経が優位になり、それらを落ち着かせるために副交感神経が活発になることで精神のバランスをとっています。

当院では、水素吸入療法とTNブレイン、頭蓋骨調整の施術を行います。中でも水素吸入療法は更年期のホルモンバランスを整えるだけではなく、ヒドロキシラジカル（悪玉活性酸素）のみと結合し水となって体の外に排出します。水素の効果は凄まじく、寿命を延ばすことや癌や脳梗塞・動脈硬化などの病気の予防もできるとされています。近年では医療機関はもちろん、緊急車両でも水素吸入療法を行っております。

水素吸入療法は2006年から研究を重ね、2016年に先進医療で用いられるようになりました。当院の水素吸入は【コアップSAー2600】を使用し水素ガス発生装置の中でも業界でトップクラスを誇る機械を使用しております。１分間吸入すると約86ℓ分の水素水（１ℓに水素が20ml溶け込んでいる）と同等の水素を吸入することができます。

抗酸化力のあるエストロゲンが減少すると自律神経が乱れ活性酸素を増加させます。エストロゲンの分泌が減少し自律神経の乱れから身体の酸化が進み、更年期症状を強く（悪化）させてしまいます。水素を鼻から吸入することで悪玉活性酸素（ヒドロシキラジカル）だけを外に排出し自律神経の安定から更年期症状の緩和に最適な治療方法であるといえます。