便秘とは、排便回数が少ない、残便感がある、便が硬い状態を示します。１週間に3回未満、または三日以上排便がない場合便秘が疑われます。

●主な原因

• 水分不足
• 食物繊維不足
• 極端なダイエット
• 不規則な食生活
• 生理前や妊娠中のホルモンの変化
• ストレス　　　　　

胃や小腸で消化された食物は、どろどろの液状となって大腸に入り、ゆっくり水分が吸収され固まっていきます。もし何日も大腸に停滞している場合、水分の吸収はさらに進み、硬く小さなコロコロの便になっていきます。

また、腸の動きは自律神経に支配されています。便を送り出すための運動は、胃に食物が入ると脳から指令が出て始まります。そして、便が直腸に達すると大脳に指令が送られ、便意を催しますが、ストレスが酷くなると、自律神経がうまくはたらかないため正常な腸の運動が起こらず、便が滞って便秘につながることがあります。　　　　

マッサージなどで腸が刺激されることで筋肉の動きが活発になります。また、姿勢の歪みなどによって腸が圧迫されて動きが悪くなっている場合、腸だけ施術してもなかなか良くならないことがほとんどです。腸に加えて体全体を整えて巡りをよくすることも大事になります。

お腹の鍼は、たくさんの効果があります。

鍼で副交感神経を優位にすることで腸の動きが促進されるため排便が促されます。また、鍼の刺激によって腸の血流が改善、腹部の神経が活発になることで腸内活動が良くなります。

ルート治療では通常より太めの鍼を100〜200本使用することで体質改善のスピードが早まります。痛みは多少ありますが、便秘や下痢などの改善実績がございます。

筋膜とは筋肉や臓器を包んでいる膜のことで、体の構造を支え動きを良くする役割を持っています。筋膜リリースをすることによって、胃や大腸の表面にある筋膜を緩め、血流やリンパ、神経の流れが良くなり消化機能や内臓の働きを高めることができます。

また、腹部の筋膜や筋肉が緩むことで便の通過がスムーズになったり、背骨リリースで姿勢を改善することで腸への圧迫が軽減されるなどたくさんの効果が期待できます。

当院では筋膜リリース専門の女性スタッフが行うため、お気軽にご相談ください。

ES5000を使用したEMSで電気刺激を腸の動きに合わせて回転刺激を加えていきます。EMSを回転させながら腸内運動を起こさせるため、腸内の活動が活発化されます。便秘の場合、腸内の活動量を限りなく高くすることが出来ます。

水分を１日1.５ℓ〜２ℓを目安に取りましょう。カフェインやアルコールは利尿作用があるため、水の代わりにはなりません。

食物繊維や発酵食品を意識して摂取することで腸内細菌を整え、善玉菌を増やすことができます。ごぼうや納豆、ヨーグルトなどもおすすめです。

毎朝同じ時間にトイレに行く（出なくてもOK）習慣をつけることが大事です。またトイレでスマホを触ると交感神経が優位になるため便が排出しにくくなるのでやめましょう。

おへそを中心に「の」の字にゆっくりさすります。ホッカイロなどでお腹を温めると、腸が動きやすくなります。