後頭部の頭痛が続くと、「首こりが原因なのか」「危険な病気ではないのか」と不安になる方は多いです。
この記事では、後頭部の頭痛と首こりの関係、考えられる原因、症状ごとの見分け方、受診の目安、自宅でできる改善策や予防法までをわかりやすく解説します。
テレワークやスマホ習慣で首や肩に負担を感じている方、ズキズキする痛みや片側だけの痛みが気になる方、病院に行くべきか迷っている方に役立つ内容です。
後頭部の頭痛は首こりが原因?まず考えたい関係と主な原因
後頭部の頭痛は、首こりや肩こりと深く関係していることがあります。
特に長時間同じ姿勢を続ける生活では、首の後ろから肩にかけての筋肉が緊張し、血流が悪くなることで頭痛が起こりやすくなります。
ただし、後頭部の痛みには緊張型頭痛や後頭神経痛、片頭痛だけでなく、まれに脳の血管トラブルなど重大な病気が隠れていることもあります。
そのため、単なる首こりと決めつけず、痛み方や伴う症状を確認することが大切です。
まずは後頭部の頭痛と首こりの関係を整理し、よくある原因を知ることから始めましょう。
【後頭部や首の付け根が痛むときに多い原因は姿勢不良と筋肉の緊張】
後頭部や首の付け根が重だるく痛む場合、もっとも多い原因のひとつが姿勢不良による筋肉の緊張です。
猫背や前かがみの姿勢が続くと、頭を支える首や肩の筋肉に大きな負担がかかります。
頭は想像以上に重く、少し前に出るだけでも首の筋肉は強く引っ張られます。
その結果、後頸部の筋肉がこわばり、血流が低下し、後頭部に鈍い痛みや締め付け感が出やすくなります。
特に夕方になると悪化する、肩こりも同時にある、温めると少し楽になるという場合は、筋肉の緊張が関係している可能性が高いです。
- 猫背や巻き肩がある
- 長時間座りっぱなしで作業する
- 首を動かすと痛みやこりを感じる
- 肩こりや背中の張りもある
【テレワーク・デスクワーク・スマホ習慣が首こりと緊張型頭痛を招く】
テレワークやデスクワーク、スマホの長時間使用は、後頭部の頭痛を引き起こす大きな要因です。
画面をのぞき込む姿勢では、首が前に出て筋肉が常に緊張した状態になります。
さらに、キーボード操作やスマホ操作で肩が内側に入り、首から肩甲骨周辺まで広く負担がかかります。
こうした状態が続くと、緊張型頭痛と呼ばれる頭痛が起こりやすくなり、後頭部から頭全体にかけて重い痛みを感じることがあります。
在宅勤務では通勤がない分、体を動かす機会が減りやすく、筋肉のこわばりが慢性化しやすい点にも注意が必要です。
| 習慣 | 起こりやすい負担 | 頭痛への影響 |
|---|---|---|
| テレワーク | 同じ姿勢が長い | 首肩の筋緊張が続く |
| デスクワーク | 画面を見る姿勢で前傾になる | 後頭部の重い痛みが出やすい |
| スマホ操作 | うつむき姿勢が増える | 首の付け根のこりと頭痛を招く |
【ストレスや肩こりが後頭の痛みを悪化させる可能性】
後頭部の頭痛は、姿勢だけでなくストレスの影響でも悪化します。
精神的な緊張が続くと、自律神経のバランスが乱れ、無意識に肩や首に力が入りやすくなります。
その結果、肩こりが強まり、後頭部の筋肉や神経が刺激されて痛みにつながることがあります。
また、睡眠不足や疲労の蓄積も筋肉の回復を妨げるため、頭痛が長引く原因になります。
仕事や家事で忙しい方ほど、痛み止めだけで対処しがちですが、根本的にはストレス管理や休息も重要です。
肩こりがひどい日ほど後頭部も痛いという方は、生活全体の負担を見直すことが改善の第一歩になります。
後頭部の頭痛の症状別にチェック|ズキズキ・一瞬の痛み・吐き気は要注意
後頭部の頭痛は、痛み方によって考えられる原因が異なります。
鈍く重い痛みなら筋肉の緊張が関係していることが多い一方で、ズキズキ脈打つような痛みや、一瞬電気が走るような痛み、吐き気やめまいを伴う頭痛では注意が必要です。
特にいつもと違う強い痛みや、神経症状を伴う場合は自己判断せず受診を検討しましょう。
ここでは症状別に、後頭部の頭痛で考えられる代表的な原因を整理します。
【ズキズキする痛みは片頭痛や血管の異常が関係することもある】
後頭部がズキズキと脈打つように痛む場合、片頭痛の可能性があります。
片頭痛はこめかみ周辺に起こるイメージが強いですが、後頭部に出ることもあります。
光や音に敏感になる、体を動かすと悪化する、吐き気を伴うといった特徴があれば片頭痛を疑います。
一方で、血管の異常による頭痛でもズキズキした痛みが出ることがあるため注意が必要です。
特に突然始まった強い痛み、これまで経験したことのない激しい頭痛、首の痛みを伴う場合は、脳の血管トラブルが隠れていることもあります。
単なる片頭痛と思い込まず、痛みの強さや経過をよく観察することが大切です。
【一瞬ズキッと走る後頭部の痛みは神経痛や三叉神経痛との鑑別が必要】
後頭部に一瞬ズキッ、ピリッと電気が走るような痛みが繰り返される場合は、後頭神経痛が疑われます。
後頭神経痛は、首の後ろから頭皮に向かって走る神経が刺激されることで起こり、髪に触れただけで痛むこともあります。
数秒から数分の鋭い痛みが断続的に起こるのが特徴で、筋肉のこりや姿勢不良、ストレスなどがきっかけになることがあります。
また、顔面に近い部位の痛みでは三叉神経痛との区別が必要になることもあります。
痛む場所や誘因、持続時間によって診断が変わるため、繰り返す場合は神経内科や脳神経外科で相談すると安心です。
【吐き気・めまい・しびれを伴う症状は危険な病気のサインに注意】
後頭部の頭痛に吐き気、めまい、手足のしびれ、ろれつの回りにくさ、視界の異常などが伴う場合は、危険な病気のサインである可能性があります。
片頭痛でも吐き気は起こりますが、神経症状が強い場合や急に症状が出た場合は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などを除外する必要があります。
また、ふらつきや歩きにくさがあるときは、小脳や脳幹の異常が関係していることもあります。
特に高血圧、喫煙歴、血管の病気の既往がある方は注意が必要です。
いつもの頭痛と違う、急に悪化した、神経症状があるという場合は、早めに医療機関を受診してください。
右側・左側・片側だけ痛い後頭部頭痛で考えられること
後頭部の頭痛が右側だけ、左側だけなど片側に偏っていると、不安を感じる方は多いでしょう。
片側性の頭痛では片頭痛や神経痛が代表的ですが、首の筋肉の左右差や姿勢の癖によっても痛みが偏ることがあります。
また、首の付け根から後頭部にかけて片側だけ鋭く痛む場合は、後頭神経痛の可能性もあります。
痛みがどこから始まり、どこへ広がるのかを確認すると原因の見当がつきやすくなります。
【右側・左側など左右どちらかに偏る頭痛は片頭痛や神経痛の可能性】
右側だけ、左側だけといった片側性の後頭部頭痛では、片頭痛や神経痛が候補になります。
片頭痛は毎回同じ側に出ることもあれば、左右が入れ替わることもあります。
ズキズキする拍動性の痛みで、光や音がつらい、吐き気がある場合は片頭痛を考えやすいです。
一方、刺すような鋭い痛みが短時間で繰り返されるなら神経痛の可能性があります。
また、片側の肩こりや首こりが強い方では、筋肉の緊張が左右差を生み、片側だけ痛むこともあります。
痛みの性質と伴う症状を合わせて判断することが重要です。
【首の付け根から後頭部の片側が痛む場合は後頭神経痛も疑う】
首の付け根から後頭部の片側にかけて、ピリッとした痛みや触ると痛い感じがある場合は、後頭神経痛が疑われます。
後頭神経は首の後ろから頭皮へ伸びているため、この神経が圧迫されたり刺激されたりすると、片側に沿って痛みが出やすくなります。
長時間のうつむき姿勢、首の筋肉のこり、寝違え、ストレスなどが誘因になることがあります。
頭皮が敏感になる、髪をとかすと痛い、枕に当たると気になるといった症状も特徴です。
筋肉由来の頭痛と似ることもありますが、電気が走るような鋭い痛みがあるなら神経痛を意識しましょう。
【こめかみや前頭まで広がる痛みは別の疾患との関係も確認】
後頭部から始まった痛みが、こめかみや前頭部、目の奥まで広がる場合は、単純な首こりだけではない可能性があります。
緊張型頭痛では頭全体が締め付けられるように痛むことがあり、片頭痛では後頭部から側頭部へ広がることもあります。
また、頚椎の問題や顎関節の不調、眼精疲労、副鼻腔の炎症などが関連しているケースもあります。
痛みの範囲が広い場合は、原因がひとつではないことも少なくありません。
首や肩のこりだけでなく、目の疲れ、噛みしめ、鼻症状なども合わせて確認すると、適切な対処につながります。
危険な後頭部の頭痛とは?病院を受診すべき症状と病気
後頭部の頭痛の多くは筋肉の緊張や片頭痛などで説明できますが、中には命に関わる病気が隠れていることがあります。
特に突然の激痛、これまでにない強い痛み、神経症状を伴う頭痛は要注意です。
自己判断で様子を見ると治療が遅れることがあるため、危険なサインを知っておくことが大切です。
ここでは、受診を急ぐべき代表的な症状と病気を確認します。
【突然の激痛はくも膜下出血・脳出血・脳梗塞など危険な病気の可能性】
突然バットで殴られたような激しい頭痛が起きた場合は、くも膜下出血をはじめとする危険な病気を疑います。
後頭部に急激な痛みが出ることもあり、吐き気や意識障害を伴うことがあります。
脳出血や脳梗塞でも頭痛が起こることがあり、手足の麻痺、しびれ、ろれつ障害、歩行障害などがあれば緊急性が高いです。
こうした症状は時間との勝負になるため、我慢したり市販薬で様子を見たりせず、すぐに救急受診を検討してください。
特に高齢者や高血圧のある方はリスクが高く、普段の頭痛との違いを見逃さないことが重要です。
【首の強い痛みを伴う場合は椎骨動脈解離など重い疾患にも注意】
後頭部の頭痛に加えて首の強い痛みがある場合は、椎骨動脈解離などの重い疾患にも注意が必要です。
椎骨動脈は首の後ろを通って脳へ血液を送る血管で、この血管の壁が裂けると、後頭部痛や首の痛みが突然起こることがあります。
若い世代でも発症することがあり、首をひねった後や運動後に起こるケースもあります。
めまい、ふらつき、しびれ、視覚異常などを伴う場合は特に危険です。
単なる寝違えや首こりと思って放置すると重大な結果につながることがあるため、急な強い首痛と頭痛の組み合わせは軽視しないでください。
【発熱や神経症状があるときは脳腫瘍や内科・脳神経外科での診断が必要】
後頭部の頭痛に発熱、強いだるさ、意識の変化、けいれん、手足のしびれなどがある場合は、感染症や脳腫瘍なども含めて医療機関での診断が必要です。
髄膜炎では頭痛と発熱、首の硬さがみられることがあります。
脳腫瘍では徐々に頭痛が増え、朝に強い、吐き気を伴う、神経症状が出るといった経過をたどることがあります。
もちろん頻度は高くありませんが、症状が長引く、悪化する、普段と違うという場合は検査を受ける意義があります。
迷ったときは内科や脳神経外科に相談し、必要に応じて画像検査につなげてもらいましょう。
後頭部の頭痛は何かに行く?病院・クリニックでの診療と検査
後頭部の頭痛が続くと、何科を受診すればよいのか迷いやすいです。
軽い首こり由来の頭痛なら様子を見ることもありますが、痛みが続く、悪化する、いつもと違う症状がある場合は医療機関で相談するのが安心です。
受診先としては内科、脳神経外科、神経内科などが候補になります。
ここでは受診の目安や、病院で行われる検査の流れをわかりやすく紹介します。
【受診の目安は痛みの時間・頻度・悪化の有無で判断する】
後頭部の頭痛で受診を考える目安は、痛みの強さだけでなく、続く時間や頻度、悪化しているかどうかです。
数日たっても改善しない、繰り返し起こる、以前より頻度が増えている場合は、一度相談したほうがよいでしょう。
また、市販薬が効きにくい、仕事や家事に支障が出る、睡眠を妨げるほど痛い場合も受診の対象です。
突然の激痛や神経症状がある場合は別で、すぐに救急受診が必要です。
軽症に見えても、慢性的な頭痛は生活の質を大きく下げるため、我慢しすぎないことが大切です。
- 数日以上続いている
- 繰り返し起こる
- 以前より悪化している
- 吐き気やしびれを伴う
- 市販薬で改善しない
【内科と脳神経外科はどう選ぶ?不安が強いときの受診先】
受診先に迷った場合、発熱や全身症状もあるなら内科、脳の病気が心配な頭痛なら脳神経外科が選択肢になります。
特に突然の激痛、神経症状、首の強い痛みを伴う場合は脳神経外科が適しています。
一方で、慢性的な肩こりや首こりに伴う頭痛、軽い頭痛が続くケースでは、まず内科やかかりつけ医に相談してもよいでしょう。
必要に応じて専門科へ紹介してもらえます。
不安が強い場合や、画像検査を含めてしっかり調べたい場合は、脳神経外科や頭痛外来を選ぶと安心感があります。
| 受診先 | 向いているケース | 特徴 |
|---|---|---|
| 内科 | 軽い頭痛、発熱や全身症状がある | 初期相談しやすい |
| 脳神経外科 | 突然の激痛、神経症状、脳の病気が不安 | 画像検査につながりやすい |
| 頭痛外来・神経内科 | 慢性的な頭痛、片頭痛や神経痛が疑われる | 頭痛の専門的評価が受けやすい |
【MRIなどの検査でわかることと診断・治療の流れ】
病院では、まず問診で痛みの場所、始まり方、持続時間、伴う症状、既往歴などを確認します。
そのうえで必要に応じてMRIやCTなどの画像検査が行われます。
MRIは脳腫瘍や脳梗塞、血管の異常などを詳しく調べるのに役立ち、CTは出血の確認に向いています。
画像で異常がなければ、緊張型頭痛や片頭痛、後頭神経痛など機能的な頭痛と診断されることがあります。
治療は原因に応じて、鎮痛薬、片頭痛治療薬、筋肉の緊張を和らげる薬、生活指導などが組み合わされます。
異常なしと言われても症状がつらい場合は、治療法を相談することが大切です。
自宅でできる後頭部頭痛の治し方5選
後頭部の頭痛が首こりや生活習慣と関係している場合、自宅でのセルフケアが改善につながることがあります。
ただし、突然の激痛や神経症状がある場合はセルフケアより受診が優先です。
ここでは、比較的よくある首こり由来の後頭部頭痛や、生活習慣で悪化しやすい頭痛に対して、自宅で取り入れやすい改善策を5つ紹介します。
無理のない範囲で続けることがポイントです。
【首と肩の筋肉をゆるめるストレッチで首こりを改善する】
首こりが原因と考えられる後頭部頭痛では、首と肩の筋肉をやさしくゆるめるストレッチが有効です。
首をゆっくり横に倒す、肩をすくめて下ろす、肩甲骨を寄せるといった簡単な動きでも、筋肉の緊張緩和に役立ちます。
ポイントは反動をつけず、痛みのない範囲で行うことです。
強く伸ばしすぎると逆に悪化することがあるため注意しましょう。
デスクワークの合間に1回1〜2分でも取り入れると、血流が改善しやすくなります。
毎日少しずつ続けることが、慢性的な首こり対策につながります。
- 首を左右にゆっくり倒す
- 肩を回して肩甲骨を動かす
- 胸を開いて猫背をリセットする
- 痛みが強いときは無理に行わない
【温める・休む・姿勢を整えることで首の付け根の痛みを和らげる】
首の付け根が重く痛むときは、温める、休む、姿勢を整えるという基本的な対処が効果的です。
蒸しタオルや入浴で首肩を温めると、筋肉のこわばりがやわらぎ、血流改善が期待できます。
また、疲労がたまっているときは無理をせず、目を閉じて休むだけでも症状が軽くなることがあります。
椅子に深く座る、画面の高さを目線に合わせる、枕の高さを見直すなど、姿勢環境の調整も重要です。
ただし、ズキズキする片頭痛では温めると悪化することもあるため、痛み方に応じて使い分けましょう。
【スマホやパソコンの使い方を見直し長時間の負担を減らす】
後頭部の頭痛を繰り返す方は、スマホやパソコンの使い方を見直すことが欠かせません。
スマホを顔の近くまで持ち上げる、ノートパソコンに台を使って目線を上げる、肘を支える環境を作るなど、小さな工夫で首への負担は大きく変わります。
また、1時間に1回は立ち上がって体を動かす習慣をつけると、筋肉の緊張が固定されにくくなります。
集中すると姿勢が崩れやすいため、タイマーを使って休憩を入れるのもおすすめです。
原因となる負担を減らさない限り、頭痛は再発しやすいため、作業環境の改善は非常に重要です。
【水分・睡眠・ストレス対策で片頭痛の悪化を防ぐ】
後頭部の頭痛の中には片頭痛が関係していることもあり、その場合は生活リズムの乱れが悪化要因になります。
水分不足、寝不足、寝すぎ、強いストレス、ストレスからの解放、空腹などは片頭痛の引き金になりやすいです。
そのため、こまめな水分補給、十分な睡眠、食事時間を大きく乱さないことが大切です。
また、ストレスをため込みすぎないよう、軽い運動や深呼吸、入浴などでリラックスする時間を作るのも有効です。
頭痛日記をつけると、自分の誘因を把握しやすくなり、予防につながります。
【市販薬を使う際の注意と治らないときに病院へ行く目安】
市販の鎮痛薬は、一時的な後頭部頭痛の緩和に役立つことがあります。
ただし、頻繁に使いすぎると薬物乱用頭痛を招くことがあるため注意が必要です。
週に何度も頭痛薬が必要になる、飲んでも効きにくい、痛みが長引く場合は、自己判断を続けず病院で相談しましょう。
また、突然の激痛、吐き気やしびれを伴う頭痛、発熱がある場合は市販薬で様子を見るべきではありません。
市販薬はあくまで応急的な対処と考え、原因に応じた治療につなげることが大切です。
後頭部の頭痛を予防する生活習慣
後頭部の頭痛は、一度よくなっても生活習慣が変わらなければ再発しやすいです。
特に首こりや肩こりが背景にある場合は、日々の姿勢や作業環境、休憩の取り方が予防の鍵になります。
ここでは、テレワークやデスクワーク中心の方でも取り入れやすい予防習慣を紹介します。
【テレワーク中は首に負担をかけない姿勢と作業環境を意識する】
テレワークでは、自宅の机や椅子が仕事向けでないことも多く、首に負担が集中しやすいです。
画面が低いと自然とうつむき姿勢になり、後頭部の頭痛を招きやすくなります。
モニターの上端が目線の高さに近づくよう調整し、椅子には深く座り、足裏を床につけるのが基本です。
肘を支えられる環境を作ると肩の力も抜けやすくなります。
ノートパソコンだけで作業する場合は、外付けキーボードやスタンドの活用も有効です。
環境を整えることは、頭痛予防の土台になります。
【デスクワークではこまめな休憩で首・肩こりをためない】
長時間座り続けること自体が、首や肩の筋肉を固める原因になります。
そのため、デスクワークではこまめな休憩を入れて、筋肉の緊張をリセットすることが大切です。
理想は1時間に1回程度立ち上がり、数分歩いたり、肩を回したりすることです。
短い休憩でも血流改善には十分役立ちます。
また、休憩中にスマホを見ると結局首を休められないため、できれば遠くを見る、背伸びをするなど別の行動を取り入れましょう。
小さな積み重ねが慢性的な頭痛予防につながります。
【再発予防には毎日のセルフケアと早めの受診が大切】
後頭部の頭痛を繰り返さないためには、毎日のセルフケアを習慣化することが重要です。
ストレッチ、入浴、睡眠の確保、姿勢の見直しなどを継続することで、首こりや肩こりの蓄積を防ぎやすくなります。
一方で、セルフケアをしても改善しない、痛み方が変わった、頻度が増えたという場合は、早めに受診することも再発予防の一部です。
原因を正しく把握しないまま我慢すると、慢性化して治りにくくなることがあります。
日常管理と医療の両方を上手に使うことが、安心して過ごすためのポイントです。
後頭部の頭痛に関するよくある不安|知恵袋で多い疑問にも回答
後頭部の頭痛については、「すぐ治し方を試してよいのか」「片側だけ痛いのは危険か」「検査で異常なしでも大丈夫か」など、多くの不安があります。
ここでは、検索や相談でよく見られる疑問に対して、判断のポイントを簡潔に整理します。
不安を減らしつつ、受診が必要なケースを見逃さないための参考にしてください。
【後頭部がズキズキするときの治し方はすぐ試してよい?】
後頭部がズキズキするとき、すぐにセルフケアを試してよいかは、痛み方によって異なります。
いつもの肩こり由来の重い痛みなら、休息や姿勢改善、軽いストレッチが役立つことがあります。
しかし、ズキズキする拍動性の痛みは片頭痛や血管性の頭痛のこともあるため、温めると悪化する場合があります。
また、突然強く始まった頭痛や、吐き気、しびれ、めまいを伴う場合はセルフケアより受診が優先です。
まずは危険なサインがないか確認し、問題なければ無理のない対処を行いましょう。
【右側や左側だけの痛みは危険?様子見してよい症状との違い】
右側や左側だけの後頭部頭痛があると、危険な病気ではないかと心配になります。
実際には、片頭痛や後頭神経痛、筋肉の左右差による頭痛でも片側だけ痛むことは珍しくありません。
そのため、片側だから即危険とは限りません。
ただし、突然の激痛、首の強い痛み、しびれ、ろれつ障害、視界異常などを伴う場合は危険性が高まります。
いつもの頭痛と同じで軽快傾向があるなら様子を見ることもありますが、不安が強い場合や繰り返す場合は受診して確認するのが安心です。
【病院で異常なしと言われたのに痛みが続く場合の対処法】
病院でMRIなどに異常がないと言われても、痛みが続くことはあります。
これは、緊張型頭痛や片頭痛、後頭神経痛など、画像では異常が見つからない頭痛があるためです。
異常なしは重大な病気の可能性が低いという意味であり、痛みが気のせいということではありません。
その場合は、頭痛のタイプに合わせた治療や生活改善が必要です。
頭痛日記をつけて誘因や頻度を記録し、再度医師に相談すると治療方針が立てやすくなります。
必要なら頭痛外来や別の専門医に相談するのも選択肢です。
当院紹介
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