はじめに:あなたの「姿勢」
脳に悪影響を与えているかもしれません

「姿勢が悪い=見た目が悪い」だけではありません。実は、姿勢の歪みが脳の機能にまで深く関係していることが、近年の神経科学や整体の世界で明らかになっています。
例えば、こんなことはありませんか?
- 集中力が続かない
- 理由もなくイライラする
- 気分が沈みやすい
- いつも疲れている
- 自律神経の乱れや睡眠の不調がある
これらはすべて、「姿勢の乱れ」と「脳機能の低下」が関係している可能性があります。
このブログでは、
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姿勢の歪みと脳の関係
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神経系への影響
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感情・集中・痛みに及ぼす影響
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当院が提供するTNブレインや鍼・整体による最新アプローチ
をわかりやすくご紹介します。
そもそも「姿勢の歪み」とは何か?
1. 姿勢が正しいとはどういう状態か?
理想的な姿勢とは、重力に逆らわずに骨格と筋肉が調和してバランスを保っている状態です。
横から見ると、以下のラインが一直線に並ぶのが目安です。

- 耳たぶ
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肩峰(肩の先端)
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大転子(股関節の外側)
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外くるぶしのやや前
このラインが乱れることで「姿勢の歪み」が起こります。
2. 歪みのタイプとその特徴
歪みの種類 | 特徴と原因例 |
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猫背(円背) | 背中が丸まり肩が前に。デスクワークやスマホ姿勢が原因 |
反り腰 | 骨盤が前傾し腰が反る。ヒール、腹筋の弱さなどが原因 |
ストレートネック | 首が前に突き出る。スマホの長時間使用 |
骨盤の左右差 | 脚を組む習慣、片方荷重、出産後の歪みなど |
頭部前方突出 | 首から頭が前に出ている状態。緊張・視力低下も影響 |
姿勢の歪みが脳に及ぼす5つの影響

1. 脳の血流が低下する
首や肩がこると、頭部への血流が低下します。脳は酸素や栄養を大量に消費する器官です。
血流が滞ると、以下のような症状が現れます。
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ぼーっとする
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頭痛
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情緒不安定
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やる気が出ない
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睡眠の質の低下
2. 自律神経が乱れる
背骨や頸椎(首の骨)の歪みは、自律神経の通り道である「脊髄」に干渉します。
その結果、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、以下のような影響を及ぼします。
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イライラ・不安感
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眠れない
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胃腸の不調
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呼吸の浅さ
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立ちくらみや動悸
3. 姿勢制御機能の誤作動
小脳や前庭系は、身体の傾きや位置を感知して正しい姿勢を保つために働いています。
歪んだ姿勢を長く続けていると、脳は「この歪み=正常」と錯覚し、悪い姿勢が定着してしまいます。
4. 感情のコントロールに支障が出る
研究では、猫背姿勢の人ほど「不安・うつ」傾向が強く、感情の処理に関わる「前頭前野」の働きが鈍くなることが報告されています。
5. 慢性痛との関係
脳は痛みを「記憶」します。姿勢が歪んだ状態で筋肉や神経に刺激が続くと、脳が「常に痛い」と記憶してしまい、慢性痛の原因となることがあります。
感覚入力と姿勢メカニズム

1. 感覚情報の役割
人間の姿勢制御は、以下の感覚情報によって支えられています。
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目(視覚):バランスの把握
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内耳(前庭覚):傾きや加速度の感知
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筋肉・関節(固有感覚):今どこがどう動いているかの情報
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足裏(触覚):床との接地感覚
これらの感覚が正しく脳に届かないと、脳が姿勢を正しく制御できません。
2. 感覚の「ズレ」が生む誤認
姿勢が歪むことで、筋肉や関節のセンサーが「誤った位置情報」を脳に送るようになります。
この誤った感覚入力が繰り返されると、脳はその歪みを「正しい」と誤認し、ますます姿勢が崩れる負のスパイラルに陥ります。
脳と姿勢の関係を改善するには?

1. 単に骨格を整えるだけでは不十分
一般的な整体やストレッチでは、筋肉や骨格の調整はできますが、脳の感覚記憶まで修正することは難しいのが実情です。
本当の意味で姿勢を改善するには、「脳の誤作動」をリセットしなければなりません。
2. TNブレインで脳の姿勢制御をリセット
当院が提供する「TNブレイン」は、脳に関係する三叉神経へ微細な振動刺激を与えることで、脳幹をリセットし、自律神経や姿勢制御の再構築を目指す施術です。
施術は痛みがなく、横になってリラックスして受けていただけます。
当院の施術アプローチ

1. 施術の流れ
初回カウンセリングと姿勢分析
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写真による姿勢計測
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自律神経チェック
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脳疲労・感覚異常の有無を確認
TNブレインの施術
- 三叉神経への振動刺激
- 呼吸や血流の流れを確認
整体・鍼治療の併用
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骨盤や背骨の矯正
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筋肉の深層への鍼刺激
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長年の歪みへのアプローチ
再評価・ホームケアアドバイス
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簡単なセルフストレッチや呼吸法指導
症例紹介
【40代男性/慢性腰痛・不眠・姿勢不良】
週5日デスクワーク。長年の猫背と腰痛、不眠に悩まれて来院。初回で深呼吸がしやすくなり、5回目で夜間中途覚醒が消失。10回目には背筋が伸び、姿勢が改善。【30代女性/ストレートネック・PMS・疲れやすい】
ストレートネックが原因での頭痛とPMS症状が強く、月の半分は体調不良。TNブレイン×鍼治療を4回継続したところ、頭痛は大幅減、PMSも軽減。気分の安定も実感。セルフケアで姿勢と脳を整える
1. 姿勢改善呼吸法
1日5分、背筋を伸ばしてゆっくり鼻から吸い、口から細く吐く。
脳幹や横隔膜、迷走神経を刺激し、自律神経を整える効果が期待できます。
2. 目を閉じて片足立ち
バランスを取ることで前庭系や小脳に刺激が入り、姿勢感覚を鍛えることができます。
姿勢と脳を整えることの未来意義
現代人は「座りすぎ・動かなさすぎ」によって、脳の感覚機能が著しく鈍っています。
それは将来の認知機能低下や、慢性疾患の引き金にもなります。
姿勢を整えることは、脳の健康・精神の安定・人生の質(QOL)向上にも直結します。
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脳と身体の痛みを本気で改善したいあなたへ。
ぜひ一度、名東区のひなた治療院/整体院へご相談ください。
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脳・心・身体を整える ひなた治療院/整体院
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